圧をかける2

一生懸命になればなるほど圧が高まる。

その圧は、物理的な力となって体に蓄積する。

頭部の圧、胸椎の何番目か、横隔膜か、股関節の時もある。

何に対して堪えているかにより圧の場所は変わる。

人の思考を見ているようで面白い。

治療をするときに圧にアプローチする方法は、その時々違う。

圧がかかって迷惑している他の場所を補うか、圧に対して直接望むか、圧が抜けない原因が他にあればそこを調整したり、、、

頑張って生きていれば、抑圧するエネルギーが何処かに集まる。皆そうやって仕事に対応したり人と付き合ったりしている。

圧にうまくアプローチできると、水道の蛇口が大きく開かれるように気が通る。

深呼吸できるようになる。

頭がスッキリしてものがよく見え、思考が冴える。

無駄に力を入れていたものは取れるので、とても疲れていたりする。

じゃあ、何のための圧だったのか。

まるで無駄なエネルギーの堰き止めだったことに、各々こっそり気づく。

圧の高いところに気は流れない。圧を下げて、大河のごとくゆったりと悠々と力を抜いて初めて気が脈々と流れることに気づく。

圧をかけないで暮らす方法は?楽しむこと。プラスの感情で動くと推進力が働くため、一箇所に留まらない。体というのは、そのように働くことになっているらしい。