冷房と暮らす

久方ぶりの投稿となってしまいました。楽しみにしてくださった方々には申し訳ありません。

今日は夏の間中気になっていた冷房が及ぼす影響についてちょっと書いてみようと思います。

いつも治療の際に説明している方は飛ばし読みしてくださいね!

後頭部の状態を気にするようになったのはいつからだったか、もう1、2年は経っていると思うのですが、しばしば治療で後頭部に鍼をあてているのを患者さん方はよくご存知と思います。

あれは外のエネルギーとチャクラを結ぶ中継点となっている松果体にむけて治療をしているのですが、松果体をどの程度使えているかは人によって差があります。

松果体に影響があるのは視覚でパソコン、スマホのブルーライトを取り込んでしまって熱がこもっている人、ストレスから硬直状態に陥っている人、頚の状態が悪くうまく松果体と繋がりをもてない人などがいます。

エネルギーの中継点ですからね、なってったって。そこを回しはじめるとうまくいけば脊柱に沿って骨盤まで緩んでパワフルに流れ出します。

治療の際は必ず後頭部から松果体のご機嫌伺いをたてるのが必須ともなっていますが、夏になって途端に多くなるのがこの後頭部の疲労なのです。

今までは冷房の冷えというのは足を温めるようにアドバイスしたり、肩に直接風があたらないようにとかありきたりの予防をするしかないと思っていたのですが、どうも違う。これは頭の疲労だと。

熱は心の代謝を高めるので、夏はとにかく疲弊します。冷房に入るのはそれを予防して体力を維持する上では役に立つのですが、頭に熱が集中するのはなぜなのか。

考えると、それはホメオスターシスとの拮抗があると思いあたりました。ヒトは自分が思っているよりも、もっと広く生きているようです。ヒトの周囲を取り巻くオーラという言葉は誰もが知っていると思いますが、オーラをもっと広げた様な感覚器官がヒトにはある様です。自分の五感を超えた知覚というものがあって、そこが常に外と自分自身をつなげています。その感覚をどの程度自覚するかには幅がありますが、体に反応が出ることをみると誰もに備わった感覚です。

要は涼しい家にいても会社にいても店にいても本当の暑さを体は常に感知しているということです。本来の暑さを感知しつつ体感温度が異なると体はそのギャップを常に感じ続けるというストレスが生じます。そのストレスが無意識の緊張を生み出し、後頭部の熱になっているのでしょう。

ここでは暑さをテーマにしていますが、体は気候だけではなく様々な目に見えないものを感知しています。職場の環境、周りにいる人々の気、感情、おそらくその情報量たるや膨大なものでしょう。そんな情報をもとに意識にのぼらない状態で体が微調整を常に行っています。

さて、冷房によって生じる熱を最小限にするにはどうすればよいでしょう。言うまでもなく外気温との差を最小限に留めることです。差が少ない程体のギャップが軽減します。また、外の風をわずかにでも常に取り込むように若干窓を開けておくのも一つの手です。たまってしまう熱については体を動かして汗をだして気を降ろす。ストレッチでも良いのです。お腹を冷やすことをしない。冷房の効いた部屋でスマホやテレビを見続けるなんてのは最も頭の熱を作り出す状況ですね。書いていて私自身も耳が痛いところですが。。。

冷房を使わない生活は先程も書いた通り、とにかく暑さの為に心の代謝が高まり疲労しがちになります。ただそれは心が弱くない限りは昼寝を取り入れたりして休息を増やし対処できるものです。老人はともかく、若い人で熱中症になりやすいのは、お腹が冷え普段から冷房の生活に慣れて頭に熱が既に籠っている状態の人です。夏は多少の負荷をかけて代謝の働きを鍛える面も必要です。熱中症の為の冷房というのが一般的ではありますが、冷房に浸りきることで生じている、熱中症予備軍も心しておいたほうがよさそうですね。