形の持つ意味、力、形を作るまでの生成過程とその働きかけるエネルギー、これらを追い求めていますが先日こんな本に出会いました。
ウオーターサウンドイメージ
形は音によってつくられる。すなわち微細な振動=周波数によって作られるというものです。
ある一定の周波数をあたえると皿の上の砂が移動してある形態を作り出し、周波数が変わるごとにその形も変わる。中世で既に発見されており、大衆の前でバイオリンを演奏すると砂が幾何学模様を作り出し、音は物体を動かすことを証明した”クラドニの図形”として残されています。そこからスイスの科学者ハンスイエニーが理論を発展させ、音は物質に秩序を与え三次元的な形や周期性をもたらすことを証明。現代はそれをもっと安定した周波数を測りながら振動を送って周波数に対応した画像を手にいれることが出来、人体に応用する分野も発展してきているようです。
周波数で生まれる模様は、自然界に存在する生き物たちの模様パターンと同じで、ヒョウの模様の周波数、シマウマの模様の周波数、昆虫の体節のパターン、それぞれが異なる周波数を身にまとって生きているのです。水も同様で周波数で美しい形が次々に生まれる様子はまさに神秘。しかし、反対に歪んだ形を生み出す周波数もあり、物質は周波数によって形作られていることを目のあたりにします。
訳者の増川いづみさんはサウンドヒーリングの分野で活躍されていますが、そのあとがきによると古代から生きている三葉虫が意外にも7000ヘルツなどの超高周波だそうで、古代はもっと宇宙と密接で周波数の高いレベルにあった時代だったと偲ばれます。
ちなみに、周波数が低い程模様がシンプルで、山野草のような単純な形となり菊のような複雑な菊などは高周波となるそうです。人間がほっとしたり癒されたりする周波数は低周波だそうで、病の時にそばにあるのはシンプルな野の花のようなものが良いそうです。高周波は高いレベルの意識ですから神経やホルモン人の高次の意識に作用するようです。
この本の内容については語り尽くせないので、興味のある方は本を見て頂くとして。周波数が物質の形を作り出すというこのただ一点。これは常に周波数の影響を受けている人間にとっては大きな鍵となります。安定した円満な模様をつくる周波数をうけることが、体内の細胞や水に安定した形態をもたらし、体内の調和をもたらすということです。これは反対のことが言えます。低い周波数は体のバイブレーションが低下した時に同調しやすいそうで、人が生活で接する携帯や家電の周波数と関係してきてしまうそうです。最近では人体の組織器官が持つそれぞれの周波数が解明されてきたようで、サイマティクスセラピー(音響励振療法)に発展しています。
積聚治療も波動治療ですから人体を気の集合体として見る習慣を日頃から重ねています。始めは患者さんによって波動の違いが大きく、同じ気を流しても反応しない、個々にヒットする波動=周波数を見つけ出すことが治療の大前提となります。一人の体の中でも、波動は異なります。邪気の深さ、作られた原因によって悲しみの波動、怒りの波動、食滞の波動、違うエネルギーのアプローチをするのです。
ですので、治療の道具より、ツボの場所より、如何にどんなエネルギーを流すかが、治療の決定的な差をつけます。
こうしてみると治療は常に新たな形を作り出していると言えるのでしょう。
より高い周波数で円満な形態の波動を送り出すことで、歪んだ細胞レベルから修正し、体全体のゆがみやオーラを変えていく。そんな作業を皆さんとしているのですね。