猫療法なるもの

随分ご無沙汰してしまいました。
久しぶりのブログ更新です。
ブログはしばしば書きたいと思って書き始めるのですが、大概下書きのまま保管され、次に開いた時には気分が変わって、というより思考が発展して別の捉え方をしているので別のテーマを持ち出し、と延々と繰り返していると何件かの下書きがたまる一方になってしまいました。
これはホームページの気の滞りだと、ちょっと気をとりなおして今日は優しい(易しいともいう)ことを書きます。

家では良く自分の子供に治療をするのですが、その時にいつも寄ってくるものがいます。
なんでしょうか。
猫です。
我が家の猫はラーメン屋の裏で生まれた子猫を猫ボランテアが引き取って、そこからもらってきた正真正銘の野良猫出身ですが、気位の高さは猫界でもトップクラス(と思われる)。
子供達がちやほやするし、私も悪さをしてもほとんど怒らずに育てたので、お姫様かなにか勘違いしているのでは、、、と思える節があります。
それでも、猫の言う通りに人間が合わせるようにしているので(どうしても出来ない時は懇々と話して聞かせる)、猫との通じ合い率はかなり高まってきているようです。
猫は気を察知して動く生き物ですから、猫との交流は相手の気の読み合い。
猫の治療は手をあてて気を送るだけ。
気が通ってくると体がのびてのびてグニャグニャになって軟体動物のようになりますが、もう充分となると勝手に手を外して寝てしまいます。
猫は普段一人でお留守番をしてくれているので(大部分の時間は昼寝ですが)、気を通すと胸につまりがあり、寂しかったことがしばしば読み取れます。猫は気まぐれな寂しがりやなのです。
気が欲しい時はみずから膝に乗り込んでくるなどは、こどもと一緒ですね。
で、こどもの治療の時の猫ですが、気の集散を感じるのかどこからかたちまちやって来てうろうろしだします。
先日はお腹を冷やしていたいという息子に、猫自らお腹にくっついて腹痛を取り除く快挙がありました。さすがに疲れるのか息子の腹痛をとったあとはぐったりしてしまいました。
患者さんと話したことで思い出しますが、犬も飼い主の悪いところをなめたり、ぴったりくっついて癌を取り除いたりすることがあるそうです。
私も先日めずらしくお腹が痛いことがあり、早速猫療法を試してみたところ短時間で見事に腹痛が取れてしまいました。

猫程に気の出し入れが習性として楽に出来ると治療家としてももう一皮むけるのですがねえ。
動物と違い人間には自我がある為に様々な理性を働かせて行動が複雑になり、交流する気を押しとどめる一つの要因となります。
治療で後頭部を施術するのは自我の調整です。自我が強すぎたり弱すぎたり、自我が上手く実現されていない人はとても多いのです。
しかし、自我があることで私たちは宇宙的進化を志向することが出来るのです。
猫に学びつつ、自我をうまく回していく、魂的生活を大事にしたいものです。
で、猫療法ですが猫にとって人間の邪気は相当きついもののようですので、猫的視点からはあまりおすすめしません。といいつつも、全ては猫の気が向いた時にしか実現しないものなのですがね。