気を消耗させるもの その1

気を消耗させるもの、テーマをわけてお話していきます。
気に影響を与えるものは内的要因と外的なものにわけられます。
内的要因としては、思考感情、対人関係、動物など、いずれも本人の感情や感覚を刺激し自分自身の主体性によって影響を与えるものとして大きな影響を持ちます。
外的要因としては、水、食物、空気、電磁波、薬、添加物等。
外的なものは全て現代病といってもいいような、遠い過去には存在しなかった刺激です。
内的なことは前回の気について語ったことで少しはイメージ頂けると思いますので、これからは外的な要因で皆さんに気にして欲しいものを挙げていきます。

まずは水。なぜ水なのかといわれると水こそは波動の影響をもろに受ける存在です。川や地下水に流れる時点で環境ホルモンや土壌残留農薬、薬などの化学製品の影響を受けます。集められた貯水タンクではその建物の波動を受け、各家庭へと運ばれる水道管も老朽化によってしみ出される物質の存在を考え合わせると、現代の水道水は本来の水とはかなり異なった性質をもつようになっています。
個人的に水の力の偉大さを知るのは登山の時に味わえる山のわき水です。この新鮮で清浄な水は山登りで疲労した体を一瞬にして回復させるような素晴らしいエネルギーを持っています。持参したどんな食料よりもはるかに美味しく魂から満たされる至福の一滴なのです。
たかが水ですが、人体の60%を占める最大の構成要素です。周りの環境を写し取って存在するのが水の性質です。普段から極力水を汚さないこと、水道水に浄水器を取り付けるなどして自分の飲み水の波動を上げていきたいものです。

食物はいわずもがな。好きなものを食べれば良いはず、なのですが。。正しい味覚に従ってエネルギーのあるものを取ることが今の時代の体には最も必要と思われます。
正しい味覚とは化学調味料で味付けされたものではなく、自然本来の味で食べられる食品かどうかということ。良い原料で作られたものならばアミノ酸や何とかエキスなどを添加せず美味しく食べられる舌を私たちは持っています。添加物の多いものはそれだけ原料が粗悪なもので構成され、味に調整が必要だということです。
化学調味料の多くは脳を刺激し興奮状態にさせることでも知られています。脳に記憶されることから
「また食べたい」と中毒的に欲するようになるのが特徴です。ここで注意したいのは、胃ではなく脳が食べたがるということなのです。多動性の子どもや無気力な子どもはこういったものの影響をよく考慮
する必要があります。
エネルギーがあるものとはどういうことでしょう。野菜でいえば、種がしっかりしたもので良い土で育ったものということです。肉でいえば、ストレスの少ない状態で飼育され、抗生物質を含むホルモン剤などの摂取が考慮され、遺伝子組み換えではない良い餌で育ったもの。
今はとにかく大量生産の時代ですから、綺麗な野菜を同じサイズで消費者のニーズに合わせてあくの少ない味に品種改良したF1種がスーパーの野菜の全てを占めています。こうした種の改良は野菜本来の香りや味の強さを失わせています。農家はこれによってかなり経営が楽なったなどの利点がありますが、詳しいことは“野口勲 タネがあぶない”をご一読下さい。(やすらぎ文庫に置いてあります。)
含まれるビタミンなどミネラルなども以前の野菜よりもずっと少なくなっています。個人的には信用していませんが、栄養学では一日350グラムの野菜を摂取しなさいと言います。今の野菜で同じ量
を食べてもおそらく栄養学的には足りないことになるでしょう。
そして化学肥料で育った野菜は冷蔵庫で日が経つと溶けてしまうのを皆さんご存知でしょうか?
水になってしまうのです。野菜の姿をした化学肥料を食べている様な気になります。
有機栽培された野菜は日が経つとしおれていきますが、水分が失われるだけでミイラ化していきます。
形はそのまま残るのです。
無農薬栽培のリンゴを作った木村さんをご存知でしょうか?木村さんのリンゴは腐らないそうです。
ただ水分が抜けてしぼんでいき香りもそのまま残るそうですが、野菜も同様です。
生命の力とはこういうもののはずです。
人間の体も単なるシステムではありません。命にはエネルギーが働いています。胃が吸収するのは栄養素ではありますがエネルギーそのものなのです。エネルギーが高いものであれば量は少量でも満たされます。コンビニ弁当や菓子パンをいくら食べても満たされないのは、エネルギーレベルの低いものだからです。そうして他のものを食べて補おうとすることで過食になります。

食べ物にかんしては、いくら書いても足りることが中々ありませんね。
ひとまず、今日はここで。次回は日本ではほとんど顧みられることのない電磁波です。