今日はフォルメンをご紹介します。
シュタイナーは人間の認識の道の始まりはまず”形”から入ると言います。
形の認識から世界と自分が結びついていくのだと。
形なくしてこの世界はありえません。
そして、エネルギーや動きも形の軌跡を造っています。
シュタイナーは教育はフォルメンから始めるとしていますが
フォルメンは治療としても用いることが出来ます。
単純な線から始まり、だんだんと組み合わさって複雑な動きを追うのは集中力と意思を要します。真っ直ぐな直線をフリーハンドで描くのが難しいように円や曲線もまたバランスをもって
本来の柔らかさを表現するのは非常に労するものです。
しかし、これらのリズムと調和をだんだんと獲得していくことが、自らの調和とリズムを整えることにつながり、その調和とリズムの一致が魂と体の結びつきを強めることに他ならないことなのです。
写真はルドルフクッツリ著フォルメンより