治療室をしていると、色々な出会いがあります。
皆さんの豊かな才能の持ち主で、それがあるべき方向に花開いていくと輝きを増して行きます。
ただ、その才能の発露が、社会での活躍〜経済的結びつきに直結しないのが苦しいところです。
どうでもいいような大手の健康業界は一杯人が入るのに、個人で本当に良い活動をしている人は困難な思いをしている人がいます。
私も個人で開業してきて、皆さん一人一人の信頼関係だけを軸にこれまでやってきました。
良いものは良いとアンテナをたててくださる素晴らしい患者さんに恵まれたからこそ、たまたま今があるような感じです。
いや、今があるといってもまだまだ未熟者ですがね。
ゆくゆくは、これらの才能を集めて第三の医療システムとして一つの形がつくれたらなあなんて思います。
私が治療室でやっているのは気による鍼灸治療ですが、家では書道を教え、これもフォルメンなどを同時に取り込むことで形を習得するエネルギーワークになると思っています。その形は体で動くことでオイリュトミーという身体芸術療法になりますし、ヨガというチャクラを利用した健康法にも昇華されていくと思います。
他にも内的世界に足を運んで自らを癒す催眠療法、カウンセリングなどなど、アプローチは実に多岐に渡るのです。
今は変動が大きく右に転んでも左に転んでも転び方が大きく激しくなります。
下がるのも上がるのも自分次第。
その分、自らの軸をしっかり持って、アンテナが高く伸びるときでもあります。
自分で出来ることを皆さんがさがしている中、これらの才能を分かち合いたい、はげしくそう思っています。
とにかく、こうして言葉にして飛ばしましょう(笑)
始めに言葉ありきなんですから。
月別アーカイブ: 2016年11月
風邪を引いたら
急に寒くなって風邪をひいている人が多くなりました。
風邪は取り込んだ冷えを出す動きですから、常に冷えを入れてしまったら出す、という作業をまめに繰り返してるとそうそう風邪は引かずとも済むものです。
でも、うっかり忙しかったりしてそんな心配りが出来ないことも多々あるのが日常というもので。
風邪をひいたと感じたとき、皆さんどうしていますか?
患者さんに多いのは葛根湯を飲んで早く寝る、しばらく様子をみてしつこいようだったら病院へ行く等で、マニアックなひとでは梅醤番茶を飲むとかお灸をするとか、玄人な技を持っていらっしゃる方も。
夜でしたら温かくして早く寝る、は必須条件です。
でも、朝や昼間でしたらゴロゴロしていてはあまり良くありません。
そもそもだるかったり、動く気力が湧かないのが風邪ではありますが、熱が出ていないかもしくは微熱の時は普段通り動きましょう。
くしゃみし鼻水出しながらでもこまめに動いて体を程々に温めます。
風邪の時は胃の力が先に弱っていますから、非常に冷えやすい体になっています。
ここで寝込んでしまうと体は停滞します。
もちろん温かい格好で、その時の体力に応じたことをすれば良いのです。
風邪は早いもの程早く出て行きます。
汗をかいて熱を下げるのはみなさん知っていることでしょうが、熱が出ない様な風邪は自分から汗を出しにいってもよいのです。
喉の腫れやのぼせの症状はかなり治まってしまいます。
体を温めなきゃと思って、ホッカイロを貼ったり電気毛布を入れて寝たりしなくて良いのです。
外から温めにいくと体が自分で熱を生み出すことを怠るようになります。
熱を出せない体にどうやって熱を生み出させるかが大本の働きかけです。
温かい格好でせっせと動いて掃除するなり、ストレッチするなり普段と少し違うところを動かしてあげることも体のスイッチを入れるきっかけになります。
伸びない体は冷えが入っている場所です。
伸ばすことで冷えが動きます。
冷えている胃には温かい生姜茶や大根おろしをたっぷりすりおろして生姜と醤油をたらしてお湯で割る大根湯が効きます。
どうしても動きたくない時はコンニャクをゆがいてタオルで巻いてコンニャシップをします。しっかりした熱を冷えている部分にだけ短時間充てることが治療的意味をもたらします。
治療に必要なのは積極性です。
本当に悪くなると、自分の中の積極性は枯渇してしまい、他者の積極性=看護が必要になりますよね。
そうなる前に、いつでも自分の中の働きかけが起動できる状態に保つことが大事なことです。